夜のスーパーに行った。
お魚も、お弁当も、パンも、たくさん残っていた。
お魚を見ると、
海に出た漁師さんのことや、
それをさばいてパックにした人の手を、
つい想像してしまう。
お弁当も、パンも、
「商品」になるまでに、
いくつもの時間と人の手が重なっている。
だから、
残っているのを見ると、
ただ「もったいない」だけじゃなくて、
胸の奥がきゅっとなる。
全部を救うことはできないし、
正解があるわけでもない。
でも、せめて自分が選んで買ったものだけは、
無駄にしないで、
ちゃんと味わって食べたいと思った。
フードロスって、
ニュースや数字で見るよりも、
こうして目の前で見る方が、ずっとこたえる。
誰かの手間や時間、
そして「命」に近いものが、
静かに並んでいる感じがして。
何か正解があるわけじゃない。
今日、私にできたのは
「心配になった」という気持ちを、
ちゃんと感じたことだけ。
それだけでも、
無かったことにしない夜にしたかった。